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「道修町たなみん寄席」 動画配信で「大坂」に迫る

大阪・道修町(どしょうまち)に本社をおく田辺三菱製薬(大阪市中央区)が平成29年から開催してきた「道修町たなみん寄席」が10回目を迎えた。新型コロナウイルス禍の影響で昨年から切り替えた動画配信は、これまで延べ1万人以上が視聴する人気ぶり。先月下旬発の最新版は「船でめぐる、あの日の大阪」をテーマに、天下の台所「大坂」の姿を落語や浪曲で紹介している。

動画の一場面。左から龍谷大の高島幸次さん、浪曲師の春野恵子さん、落語家の桂春若さん
動画の一場面。左から龍谷大の高島幸次さん、浪曲師の春野恵子さん、落語家の桂春若さん

「この天満橋。江戸時代には天神橋、難波橋とともに『浪華三大橋』と呼ばれていましてね…」

動画では、江戸時代、大坂の水運の玄関口だった八軒家浜(同区)から大川を経て京都方面へ向かうクルーズ船上がまずは舞台。大阪の歴史に詳しい龍谷大エクステンションセンター顧問の高島幸次さんがそう語り始める。

同乗するのは落語家の桂春若さんと浪曲師の春野恵子さん。上方落語や浪曲の舞台をたどりながら進み、水位調整が見ものの水門「毛馬閘門(けまこうもん)」をくぐるシーンも盛り込まれている。

下船後は道修町にある同社史料館に移動して上方演芸を楽しんでもらう趣向で、京都・伏見から大坂・八軒家までの船旅を描いた落語「三十石」を春若さんが披露する。さらに、江戸時代前半に天満の樽職人の女房・おせんの不義密通を題材に井原西鶴が創作した物語を浪曲にした「樽屋おせん」を春野さんが熱演している。

同社は江戸時代の延宝6(1678)年に創業、大阪を拠点に発展してきた。寄席はくすりの町・道修町を始めとする大阪の歴史や文化の振興を図ることを目的に毎年2回開いてきたが、新型コロナの感染拡大を受け、昨年春の7回目から動画配信にしている。コロナ収束後は実際の寄席を再開する予定だ。

動画は視聴無料。「道修町たなみん寄席」ホームページ(https://www.tanamin-yose.net/)で。


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