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滋賀銀、1兆円のSDGs投融資目標前倒しに意欲

滋賀銀行の高橋祥二郎頭取は6日、産経新聞のインタビューに応じ、地域の持続可能性につながる投融資で令和12(2030)年までに1兆円とする目標を前倒しで達成することに意欲を示した。顧客企業の「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた融資などが好調で、「(目標額を)修正して増やしていきたい」と述べた。

地域経済について語る滋賀銀行の高橋祥二郎頭取=6日午前、大津市(岡本祐大撮影)
地域経済について語る滋賀銀行の高橋祥二郎頭取=6日午前、大津市(岡本祐大撮影)

目標を引き上げるのは、脱炭素などの取り組みを支援するサステナブルファイナンスや、地域経済発展につながるとして経営コンサルティングなどを行う地元企業向けの新規融資、投資の実行額。3年3月までに3千億円以上の実績がある。今年6月に、6年3月までに5千億円とする目標を7千億円に引き上げた。

同行は二酸化炭素の排出量削減など、SDGs目標の達成状況に応じて貸出金利が変動する「サステナビリティ・リンク・ローン」を昨年9月、地銀では初めて単独で実施。SDGs関連の取り組みで注目を集めており、高橋氏によると「他行からも問い合わせがある」という。

一方で高橋氏は「融資はあくまで脱炭素の目標達成に向けた手段」と説明。営業基盤となる地元中堅、中小企業への脱炭素に向けたコンサルに注力し、収益につなげる考えを強調した。

金融業界の脱炭素、気候変動対策をめぐっては、日本銀行が金融機関の動きを促そうと、環境対応の投融資を手がける場合に金利ゼロで資金を貸し付ける「気候変動オペ」を始める。


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