• 日経平均27522.26-250.67
  • ドル円113.62113.68

なぜEdTech企業がDX人材の育成に挑むのか? COOが明かす課題と展望

2021年10月27日、三菱地所が運営するEGG JAPANのビジネスコミュニティ「東京21cクラブ」と、イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」が共同開催する「Founders Night Marunouchi vol.32」を実施しました。

このイベントは、スタートアップの第一線で活躍する経営者から学びを得るもので、今回のテーマは「デジタル教育のスタートアップが大手企業向けDX推進研修プログラムを手掛ける理由」。ゲストには、ライフイズテック株式会社の共同創業者であり、現在は同社の取締役副社長COO兼DX事業責任者を務める小森勇太さんに登壇いただきました。

2021年10月26日に、総額25億円の新規資金調達を発表したばかりのライフイズテック。10年以上にわたりEdTechの最前線を走り続けてきた同社はなぜ、社会人向け研修プログラムの提供に挑むのでしょうか。Peatix Japan取締役の藤田祐司さん、東京21cクラブ運営統括の旦部聡志がモデレーターを務め、開発を決めた背景から今後の展望まで語っていただきました。

EdTech事業の経験を元に、日本のDXを後押しする

小森さんがライフイズテックを共同創業したのは2010年。その後2011年から、中学・高校生を対象としたIT・プログラミング教育サービス『Life is Tech ! 』の運営をスタートしました。

『Life is Tech ! 』はアプリやゲーム、Webをはじめとした最新のIT技術やプログラミングを学ぶ機会を提供するサービスです。短期間に集中して学べるキャンプや通年で受講できるスクール、時間と場所を問わず学べるオンライン学習教材など、さまざまな形態の学習機会を提供しています。

『Life is Tech ! 』誕生のきっかけとして、小森さんは創業直後に視察したスタンフォード大学・サマーキャンプでの光景を挙げました。目にしたのは、スマートフォンアプリを自らの手で作る小学生たちの姿。子供たちの楽しそうな表情を見て、「日本の子供たちが、ITやプログラミングを体験しながら学べる環境を作りたい」という想いが生まれたと言います。


それから約10年が経過した2021年7月、同社は企業向けにDX人材育成研修プログラムの提供を開始しました。サービスを始めた背景には、小森さんが事業を運営する中で抱いた違和感があったと言います。

「『Life is Tech ! 』では、大学生が中高生のメンターとして指導にあたっています。そのメンターたちに卒業後の進路を聞いてみると、マイクロソフトやヤフーをはじめとした、いわゆるテックカンパニーの名前が多く挙がることに気づきました。

もちろんそれ自体が悪いことではありません。しかし、ITやテクノロジーに明るい学生たちの就職先が、一部の企業に偏ることに違和感を覚えたのです。

DXを推進する人材の不足に悩む企業は少なくなく、社会課題の一つにもなっています。テクノロジーに強い人材がテックカンパニーに集中し続けるようでは、この社会課題は解決されないかもしれないと感じました」

そこで小森さんが考えたのが、企業向けの研修プログラムの提供でした。10年以上にわたる『Life is Tech ! 』の運営で培った実践知を活かし、企業ひいては日本のDXを推進する人材を育てるためのサービス『DXレディネス研修』を開発したのです。



Recommend

Biz Plus