「問題児」ボクシングと重量挙げに五輪競技存続条件 IOC

    オンライン形式の理事会に出席したIOCのバッハ会長=9日、スイス・ローザンヌ(IOC提供・共同)
    オンライン形式の理事会に出席したIOCのバッハ会長=9日、スイス・ローザンヌ(IOC提供・共同)

    国際オリンピック委員会(IOC)は9日の理事会で、不祥事が相次ぐボクシングと重量挙げの改善策を協議し、国際ボクシング協会(AIBA)には2028年ロサンゼルス五輪の実施競技に加える条件として、財政の透明化や24年パリ五輪に向けたレフェリー、ジャッジの不正排除を課した。全ての条件を満たせば、23年に資格停止処分を解除する可能性がある。

    IOCのバッハ会長は会見で両競技を「問題児」と呼び、国際重量挙げ連盟(IWF)に「深刻な懸念」を表明。IWFには、先延ばしにしている役員改選の実施や、パリ五輪の各国出場枠をドーピング違反に応じて制限することを求めた。(共同)


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