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あおり運転検挙で浮かぶ秋田の運転マナー

記者も県内を運転するようになり、目前で道路進入されたり右折されたりしてブレーキを踏むことが増えた。同様の場面を目撃することも、他県より格段に多く感じる。時速60キロなら1秒で約17メートル進み、急ブレーキをかけても停止まで44メートル必要で、これが車間距離の目安でもあるのだが…。

秋田市の通称「新国道」。ここでも無理な進入や右折を見かけることが少なくない(八並朋昌撮影)
秋田市の通称「新国道」。ここでも無理な進入や右折を見かけることが少なくない(八並朋昌撮影)

県警交通指導課の保坂俊樹次長は「事故に至らなくても、こうした無理な運転で危ない目に遭ったという通報はよくある」とする。運転指導業務の50代男性も「幹線道側は青信号が長く車がなかなか途切れず、ちょっと間が空くと無理な右折や進入をする」と指摘。2人は「こういう人は、今出ればどれだけ危険かを考えていない」と声をそろえる。

危険な「内回り右折」

秋田では「内回り右折」も多いと2人は指摘する。交通の教則は「右折時は交差点の中心のすぐ内側を徐行」と定めるが、「内回り右折」は弧を描かずに、交差点内をショートカットして直線状に右折する行為。これでは右側道路からくる車の進路をふさぎ、衝突の危険もある。

保坂次長は「無理な進入や右折も、走り去ってしまうなどで検挙に至ることは少ないが、違反は違反」とクギを刺し、「ナンバー下2ケタと車種がわかれば車を特定して注意できるので、危険な目に遭わされても追いかけたりせず、まずは通報を」と呼びかける。

不可解な〝追い越し妨害〟

また、不可解な運転として2人が指摘するのが高速道路やバイパス道での〝追い越し妨害〟。制限速度前後で走っている車の大半が、追い越し・登攀(とうはん)車線が近付くと後ろに詰まっている車に抜かれないよう加速し、1車線に戻ると再び制限速度前後で走るのだ。

「他車にも法定速度を守らせようとする正義感なのか」「ハンドルを握ると人が変わり追い越させまいとするのか」と2人は推測するが明確な理由は不明だ。

車間距離を空けず前車にぴったり付いて走る車も多く、2人は「漫然と前車に付いて運転し、危険性を考えていない」と指摘する。

半面、秋田県では脇道から優先道路に出る際に譲ってくれ、片側2車線でも左車線走行を守る人も多いなど、やさしい面もあることを2人は付け加える。(八並朋昌)


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