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外国人講師とオンラインで1対1の英会話授業 茨城

茨城県守谷市の全市立中学校で、英語の授業に民間のオンライン英会話を取り入れ効果をあげている。タブレット端末で生徒一人一人と海外にいる外国人講師とを個別に結び、教科書の内容に沿って会話を進める。市教育委員会によると、市内公立中が一斉にオンラインによる英会話を実施するのは県内で初めてという。

マンツーマンでのオンライン英会話の授業に取り組む生徒たち=守谷市立守谷中(篠崎理撮影)
マンツーマンでのオンライン英会話の授業に取り組む生徒たち=守谷市立守谷中(篠崎理撮影)

レベル別に学習

守谷中2年2組で行われた授業では、約30人の生徒が自分たちの住む守谷市を紹介。生徒がそれぞれの英語力に合わせて外国人講師に守谷市の好きな場所を英語で紹介したり、講師に質問したりした。

中には「先生、何言っているか分からないよ」と大声で先生やALT(外国語指導助手)を呼ぶ生徒も。それでもキーワードの単語を理解すると、生徒は身ぶり手ぶりで端末越しに外国人講師に話しかけていた。

この日が3回目のレッスンの斎藤理広さん(14)は「自分は好きなたこ焼きを紹介した。先生はフィリピンの人で、あっちにもたこ焼きがあると聞いてうれしかった」と話す。小倉優彩さん(14)は景色のきれいな場所についてフィリピン人講師と、尾形春香さん(14)はスイーツの話題でジャマイカ人講師と盛り上がったという。

小池義寿校長は「英語を勉強としてではなく、意思伝達のツールとして考えるようになってきた」と、効果を実感している。

「もっと話したい」

オンライン英会話授業は、守谷市と合同会社DMM.com(東京都港区)が昨年10月、包括連携協力を締結したことがきっかけ。DMMが実施する英会話のオンラインマンツーマンレッスンを学校の授業に取り入れることになり、市内全4校の中学2年生を対象に10月から来年3月まで計10回実施する。

授業は全員分を録画しているほか、英語教師やALTの巡回もあり、生徒一人一人に目配せしている。市教委は効果などを検証した上で来年度から全学年に広げる方針という。

町田香教育長は「守谷市はALTの充実などに力を入れてきた。英語学習で最高の環境をつくりたい」と話す。

スイーツの話で盛り上がった尾形さんは「1回目より3回目の方が、自分の伝えたいことが言えるようになった。『英語って楽しいな、もっと話したいな』という気持ちが強くなってきた」という。大人たちの思いは確実に生徒に伝わっているようだ。(篠崎理)


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