週明け20日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前週末比433・28ドル安の3万4932・16ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大で行動規制が強まり、世界経済が停滞するとの懸念から売り注文が膨らんだ。下落幅は一時700ドル近くに達した。
オランダがロックダウン(都市封鎖)を実施するなど、欧州で行動規制を拡大する国が相次いでいる。米国でも感染者が急増しており、景気の先行き不安が広がった。米バイデン政権が成長戦略の柱に据える大型歳出法案の実現が不透明になったことも投資家心理を冷やした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も続落し、188・74ポイント安の1万4980・94。(共同)