新幹線「かもめ」初公開 JR九州、長崎ルート走行

    JR九州は22日、2022年秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルートを走行する新列車「かもめ」の車両を、製造する日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で初公開した。車両は「N700S」を用い、白をベースに赤のラインを配色。22年1月に大村車両基地(長崎県大村市)に運ぶ。

    JR九州の新しい新幹線「かもめ」の車両=22日午後、山口県下松市
    JR九州の新しい新幹線「かもめ」の車両=22日午後、山口県下松市

    6両編成のうち1~3号車を公開した。車体側面には、飛躍するカモメのシンボルマークを描いた。車内は和洋折衷のデザインで、座席はベージュの唐草模様などが施されている。JR九州の観光列車を数多く手掛ける工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が担当した。

    JR九州の新しい新幹線「かもめ」の車両の前で撮影に応じる、青柳俊彦社長(前列右端)、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏(同左から2人目)ら=22日午後、山口県下松市
    JR九州の新しい新幹線「かもめ」の車両の前で撮影に応じる、青柳俊彦社長(前列右端)、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏(同左から2人目)ら=22日午後、山口県下松市

    かもめの定員は指定席と自由席の計396人。最高時速は260キロ。JR九州の青柳俊彦社長は「西九州をつなぐ足になってほしい」と話した。

    長崎ルートは武雄温泉―長崎が22年秋に開業する。


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