新型コロナウイルスの感染が拡大する米東部ニューヨーク市のデブラシオ市長は21日の記者会見で、ロックダウン(都市封鎖)は検討していないと述べ、ワクチン接種の加速などで感染抑止につなげたいとの意向を示した。米メディアが伝えた。
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デブラシオ氏は「もう閉鎖はしない」と強調。年末までにブースター接種(追加接種)を受けた市民には100ドル(約1万1400円)の奨励金を支給するほか、検査場を増設する方針を発表した。
ニューヨーク州では今月半ば以降、1日当たりの感染者数が過去最多を更新する日が相次ぐなど感染が急拡大。大半が新たな変異株「オミクロン株」となっている。
来年1月に就任するアダムズ次期市長は21日、新型コロナ拡大に伴い、市内の劇場で1月1日に予定していた自身の就任式を延期すると発表した。(共同)