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現場からガソリン成分、周到準備か 大阪・北新地ビル火災

大阪市北区曽根崎新地のビル4階のクリニックから出火し、25人が死亡した放火殺人事件で、現場クリニックの焼け跡から検出された油分がガソリン成分と判明し、刃物の刃体や焼けたポリタンク2つが見つかっていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。放火や殺人の疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)のポケットからは催涙スプレー2本も見つかっており、大阪府警天満署捜査本部は、谷本容疑者が周到な準備をしたうえで事件を実行したとみている。

火災現場のビルに入る捜査員=23日午前、大阪市北区(永田直也撮影)
火災現場のビルに入る捜査員=23日午前、大阪市北区(永田直也撮影)

捜査関係者によると、捜査本部がクリニック内の現場検証を行ったところ、刃物の刃体部分や焼けたポリタンク2つ、オイルライターが見つかった。刃体は非常階段に続く扉付近に落ちていた。一方、谷本容疑者の居住先だった大阪市西淀川区の住宅には、フルーツナイフの包装やナイフのさやが残されていた。現場ビルに落ちていた刃物は焼けており、捜査本部は、市販されている同種の刃物と照合して特定を進める。

また、居住先には、京都アニメーション放火殺人事件の発生から丸2年を伝える今年7月19日付の新聞紙面のほか、地元アイドルグループのライブ中に徳島市内の雑居ビルで発生した放火殺人未遂事件を伝える3月15日付の新聞紙面も残されていた。「消火栓を塗る」「隙間をどうするか」などと犯行計画の一部が記載された疑いがあるメモが見つかった。

谷本容疑者は11月末、居住先近くのガソリンスタンドで「バイクやトーチランプに使う」と虚偽とみられる申告をして、ガソリン約10リットルを購入。住宅には2リットル容器に入れられた1・9リットルのガソリンも見つかった。捜査本部は、数カ月前から計画的に準備を進めていた可能性が高いとみて捜査する。


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