【パリ=三井美奈】新型コロナウイルスで「オミクロン株」による感染が拡大し、年末の移動客の減少により、航空機のキャンセルが相次いでいる。航空情報サイト「フライトアウェア」によると、クリスマスの25日とイブの24日の両日で、世界で約5000便が欠航になった。
客室乗務員のコロナ感染に伴う病欠、濃厚接触者に要求される隔離も運営を圧迫しているもようで、24、25の両日、遅延は約1万8000便に達した。
ドイツ航空大手、ルフトハンザのカーステン・シュポア社長は、23日に独紙フランクフルター・アルゲマイネ(電子版)で、来年1~2月の予約減少により、3万3000便を欠航する見通しだと述べた。同社の運航便の約1割に相当するという。