米紙ウォールストリート・ジャーナルは28日、バイデン米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の金融規制担当の副議長にサラ・ラスキン元FRB理事の起用を検討していると報じた。早ければ1月上旬にも発表する可能性があるという。
メリーランド州の金融監督官を務めていたラスキン氏は2010年、FRB理事に就任。14~17年には、オバマ政権で財務副長官を務めた。
バイデン氏は11月、来年2月に任期が切れる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長(68)の再任を発表。2人が任命される副議長にブレイナード理事を指名したものの、空席になっている金融規制担当の副議長や理事ポストはまだ指名していない。
ラスキン氏が副議長に就任するには、米議会上院の承認を得る必要がある。上院は与野党の勢力が拮抗しており、議会の支持を得られるかが焦点となる。