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共産党、正念場の100年目 野党共闘深化見えず

共産党の仕事始め「党旗びらき」が4日、党本部で開かれ、志位和夫委員長が夏の参院選での躍進や党勢回復に意欲を示した。しかし、昨年の衆院選を経て政界勢力図は変化し、共産が目指す野党共闘の深化と護憲の訴えは逆風にさらされている。党運営を支えてきた機関紙購読者と党員を増やすための妙手も見当たらず、今年で創立100周年を迎える老舗政党の道のりは平坦(へいたん)ではない。

党旗びらきで挨拶する共産の志位和夫委員長
党旗びらきで挨拶する共産の志位和夫委員長

共産党は大正11(1922)年7月15日に誕生した。志位氏は党旗びらきで党員らに「党の100周年にふさわしい勝利と躍進を半年後に迫った参院選で必ず勝ち取ろうではないか」と呼びかけた。

参院選をめぐっては、小池晃書記局長が昨年12月の記者会見で「比例代表は5人全員の当選を目指す」として650万票、10%以上の得票を掲げた。改選数が2以上の複数区に関しては「全て擁立し、野党で競い合って自民、公明両党や日本維新の会などを少数に追い込む」と強調した。

1人区については「最大限、野党統一候補の実現を目指す」と語ったが、「相互尊重という立場を貫いていきたい」と安易に他の野党が推す候補者を支援しない考えも示した。野党共闘の在り方を根本から見直すとしている立憲民主党の泉健太代表を牽制(けんせい)したとの見方がある。

共産にとっては先の衆院選で議席を伸ばした改憲勢力の維新と国民民主党の動向も気がかりだ。機関紙「しんぶん赤旗」は「維新の会 危険ここまで」との大型記事(昨年12月16日付)で「『改憲策動の先兵』として自民党を支援してきた」と激しく批判。国民民主に対しても「維新とともに新たに国民民主党が『与党側』の幹事とともに憲法審開催の連絡会をつくるなど危険な動きが続いている」と懸念を示した。

一方、足元では赤旗の購読者数と党員数の減少傾向に歯止めがかかっていない。志位氏は党旗びらきで「国民の中に打って出る活動はようやく始まったところだ」と苦境を認めており、野党共闘の行方、改憲勢力の動向とともに頭を悩ませることになりそうだ。(内藤慎二)


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