新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大を背景に、7日に蔓延(まんえん)防止等重点措置の適用が決まった沖縄、広島、山口の3県では「対象範囲」や「酒類提供」の可否などをめぐり対応が分かれた。
沖縄県は県内全域を措置の対象とする一方、感染対策を講じている認証店では飲食店の営業を午後9時までとし、酒類提供も同8時まで認める。
山口県では、米軍岩国基地がある岩国市と隣接する和木町の2自治体を対象とする。飲食店は認証の有無にかかわらず、午後8時までの営業とし、酒類は提供停止を要請する。広島県は6日時点で広島市など県西部3市2町を対象としていたが、東部を含む10市3町に拡大する方針を公表し、酒類の提供停止を求める。
広島県の担当者は「オミクロン株の感染スピードの速さなどを踏まえ、範囲を広げた」と説明した。