新幹線「かもめ」長崎到着 船で搬送、秋に西九州走行

    今年秋に暫定開業する西九州新幹線を走る新列車「かもめ」が船で運ばれ長崎県川棚町の港に到着し、9日陸揚げされた。今後、トレーラーでJR九州の大村車両基地(同県大村市)に搬送し、走行試験で性能などを確認。暫定開業する長崎―武雄温泉を走行する。

    陸揚げされる西九州新幹線「N700S」=9日午前、長崎県川棚町
    陸揚げされる西九州新幹線「N700S」=9日午前、長崎県川棚町

    関係者ら約150人が見守る中、2台のクレーン車で陸揚げ。式典では地元の園児らが手旗を振って迎えた。中村法道知事は「心温まるおもてなしでお客さまを受け入れする体制を整備したい」と述べた。JR九州の青柳俊彦社長は「佐賀、長崎両県の発展の礎となるよう協力していきたい」と語った。

    陸揚げされる西九州新幹線「N700S」=9日午前、長崎県川棚町
    陸揚げされる西九州新幹線「N700S」=9日午前、長崎県川棚町

    車両は「N700S」を用い、日立製作所の笠戸事業所(山口県下松市)で製造した。車体側面に赤いラインを入れ、電気系統を効率化するなど改良した。


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