ヤフーは12日、社員の居住地に関する制限を撤廃し、全国どこにでも住むことができる制度を4月に導入すると発表した。通勤手段は従来の電車や新幹線、バスに加え、航空機での出社も認める。社員の多様な働き方を後押しし、優秀な人材の確保にもつなげる。
正社員と契約社員、嘱託社員の計約8千人が対象となる。これまで社員の居住地は、午前11時までに出社できる地域に限っていた。交通費は片道6500円の上限をなくし、航空機代もカバーできるようにする。月間で15万円の上限は残す。
IT業界ではフリーマーケットアプリを運営するメルカリも、国内で居住地や働く場所を自由に選べる制度を昨年9月に導入している。