リトアニアに中国圧力「懸念」と仏大統領 EU結束し対応

    フランスのマクロン大統領は11日、欧州連合(EU)加盟国のリトアニアが台湾との関係を強化し、中国から経済、外交で強い圧力を受けている問題について「懸念し続けている」と述べ、EUが結束して対応する考えを示した。

    11日、パリでミシェルEU大統領(左)と記者会見するフランスのマクロン大統領(ロイター=共同)
    11日、パリでミシェルEU大統領(左)と記者会見するフランスのマクロン大統領(ロイター=共同)

    フランスは今年前半のEU議長国。外交筋によると、13、14日にフランス西部ブレストで開かれるEUの非公式外相会合は対中関係を議題の一つとし、リトアニアへの連帯を確認する。

    EU欧州委員会は昨年12月、加盟国に輸入制限などの「経済的な圧力」をかけて政策を変更させようとする域外国への対抗策として、迅速な報復を可能とする新たな仕組みを加盟国と欧州議会に提案した。リトアニアへの中国の圧力を踏まえ、フランスは早期承認に向けて議論を加速したい考え。

    マクロン氏は11日、パリでミシェルEU大統領と会談し、議長国の方針やEUの対中関係などを話し合った。(共同)


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