12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比38・30ドル高の3万6290・32ドルで取引を終えた。朝方発表された昨年12月の米消費者物価指数の上昇率が市場予想のほぼ範囲内だったため、投資家のリスク回避姿勢が和らいで買いが優勢となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めを急ぐとの警戒感が後退した。米長期金利が低下傾向となったことで、相対的に割安感が意識されたIT株に買いが入ったのも相場を支えた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も続伸し、34・94ポイント高の1万5188・39。
個別銘柄では、ITのセールスフォース・ドットコムやスポーツ用品のナイキの上昇が目立った。金融のゴールドマン・サックスは売られた。(共同)