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和歌山電鉄「沿線みかん」人気 農家と連携

和歌山電鉄(和歌山市)が、貴志川線沿線のミカン農家などと連携して販売している「沿線みかん」が人気だ。ミカンを詰めているダンボール箱は、平成27年に世を去った名誉永久駅長「たま」の電車をモチーフにデザイン。ネコの爪とぎも付いており、会員制交流サイト(SNS)では「かわいい」などと反響を呼んでいる。今シーズンの販売は今週末ごろまでの予定だが、電鉄の広報担当者は「来シーズンも販売したい」と意欲をみせる。

切り取った箱でネコが遊ぶこともできる(和歌山電鉄提供)
切り取った箱でネコが遊ぶこともできる(和歌山電鉄提供)
和歌山電鉄が沿線のミカン農家などと連携して販売している「沿線みかん」
和歌山電鉄が沿線のミカン農家などと連携して販売している「沿線みかん」

電鉄は、かつてはたまの人気などで全国的に空前のネコブームを巻き起こすきっかけとなり、外国人観光客も多数訪れたが、その後は沿線住民の減少などで利用者が減少傾向に。コロナ禍も利用者減に拍車をかけている。

そんな中、地域活性化に向けて、電鉄が地元の農家や段ボール製造会社と連携し、新商品「沿線みかん」を生み出した。

デザインは、電鉄を運営する両備グループのデザイン顧問で、JR九州の豪華列車「ななつ星in九州」などの実績もある水戸岡鋭治氏が監修した。

箱はフルカラー印刷で、和歌山県紀の川市の「濱田紙販売」が手掛けた。担当者は「印刷方法は考えました。とてもデザイン性がある箱になった」と胸を張る。

「たま電車型オリジナルBOX」と命名。箱の中には、サイズ混合のミカンを4キロ入れている。段ボール製のネコの爪とぎも付けている。箱は、ミカンを取り出して切り取れば、ネコが入って遊ぶこともできる。

昨年11月17日に電鉄の公式オンラインショップで、4500円で販売を開始。12月下旬時点で、当初目標にしていた500個以上の販売を達成した。

SNS上では、購入者らがミカン箱とともに撮影した飼いネコの画像などを投稿。「可愛(かわい)いにゃ~」などとコメントも添え、反響を呼んでいる。

貴志川線の沿線住民で、今回のミカンを栽培した紀の川市の農家、林大輔さん(42)は「貴志川線は子供も通学に利用しているし、地域の資源。コロナ禍なので、応援して地域活性化にもつなげたかった」と話す。

電鉄の広報担当者は「ネコ好きのお客さまが購入してくれているようです。来シーズンも販売し、定着させていきたい」と話している。問い合わせは和歌山電鉄(073・478・0110)。


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