中国、北貨物列車運行を発表 「正常な往来後押し」

    【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅報道官は17日の記者会見で、中国遼寧省丹東市と北朝鮮・新義州(シニジュ)を結ぶ貨物列車の運行が再開したと発表した。趙氏は「双方は防疫を確実にし、中朝間の正常な貿易往来を後押しする」と強調した。

    中国・丹東と北朝鮮・新義州(奥)を結ぶ中朝友誼橋=2021年12月(共同)
    中国・丹東と北朝鮮・新義州(奥)を結ぶ中朝友誼橋=2021年12月(共同)

    中朝貿易関係者によると、丹東を出発した貨物列車が17日午前、鴨緑江に架かる「中朝友誼橋」を渡り北朝鮮側に入った。貨物列車は16日に北朝鮮側から丹東に入っており、必要物資を積んで戻ったとみられる。17日午前にこの貨物列車が北朝鮮側に戻った後には、別の貨物列車が北朝鮮側から丹東に到着した。

    今後は当面、中朝間で1日2往復程度の貨物列車の定期的な運行が続けられるとの見方が出ている。

    北朝鮮は、中国での新型コロナウイルスの流行を受けて2020年に国境を封鎖し、その後、中朝の陸路貿易は止まっていた。


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