後藤茂之厚生労働相は19日、全国知事会長の平井伸治鳥取県知事とオンラインで意見交換し、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを調べる抗原検査キットや血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターの確保を急ぐ考えを示した。「(国によるメーカーへの)買い取り保証も含めて対応していきたい」と述べた。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/CGGUFE4TQFICBGK73X3VA42NCE.jpg)
平井氏は医療現場で検査キットが入手しにくくなっていると説明し、早期調達を要請した。また感染が急拡大する新型コロナのオミクロン株について「重要なのは(感染ピークの)ヤマを大きくしない努力だ」と述べ、対策を徹底する考えを強調。ワクチン3回目接種を加速する必要性にも言及した。
後藤氏は「高齢者施設などでのクラスター(感染者集団)が増加傾向にある」と懸念を示し、3回目接種の前倒しを着実に進めるよう協力を求めた。