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ジョンソン首相にさらなる逆風 元側近が虚偽の発言を追及

【ロンドン=板東和正】英国の首相官邸で新型コロナウイルス対策の行動規制下にあった時期にパーティーが開かれていた問題をめぐり、ジョンソン首相の最側近だったカミングス元上級顧問が、ジョンソン氏が議会で虚偽の発言をしたと糾弾している。与党・保守党内で党首の信任投票実施を要求する議員の数が徐々に増えており、政権への逆風が強まっている。

カミングス氏は17日、ロックダウン(都市封鎖)実施中の2020年5月20日に官邸で開かれたパーティーについて、当時、上級顧問だった同氏がジョンソン氏の個人秘書官に、「新型コロナ規制のルールに違反している」と事前に注意したと暴露した。

カミングス氏によると、注意を受けた個人秘書官はジョンソン氏にパーティーを開催すべきかどうかを相談。ジョンソン氏は開催に賛成したという。

しかし、ジョンソン氏は今月12日の下院審議で、自身のパーティーの参加を認めて謝罪しつつも「(パーティーではなく)職務上の集まりと暗黙のうちに信じ込んでいた」と弁解。規制の範囲内と訴えた。

カミングス氏は、ジョンソン氏の議会証言について「噓をついている」と非難した。

カミングス氏の発言を受け、ジョンソン氏は18日、「ルール違反だと警告した人はいなかった」と反論した。しかし、英国で新型コロナが流行した20年秋から21年春にかけて、官邸で毎週金曜の夕方以降に「飲み会」が行われ、ジョンソン氏も時折顔を出していた疑いが浮上しており、カミングス氏の発言の信憑(しんぴょう)性は高いとの見方もある。

カミングス氏はジョンソン氏の欧州連合(EU)離脱政策に貢献したが、政権内での対立の末、20年11月に解任されていた。

一方、保守党内では党首の信任投票を求める声が強まっている。英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、党の規約では所属下院議員の15%(54人)の要求で投票が実現するが、これまでに20~30人の議員が投票を求める書簡を提出したという。


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