消防用ホース製カバンも ユニーク「大阪製ブランド」博覧会

    大阪府が認定する「大阪製ブランド」の製品を展示即売するイベント「OSAKA博覧会」が19日、高島屋大阪店(大阪市中央区)で始まった。中小企業を支援している大阪産業局の協力で初めて開催。25日まで、地元企業の高い技術や商品の魅力を紹介する。

    「OSAKA博覧会」でユニークな商品をアピールする関係者ら=19日午前、高島屋大阪店(大阪市中央区)
    「OSAKA博覧会」でユニークな商品をアピールする関係者ら=19日午前、高島屋大阪店(大阪市中央区)

    府内には工業製品の部品製造や専門的な加工技術を持つ中小企業が多数ある。そうした企業の高い技術をアピールしようと、府は平成24年から「大阪製ブランド」の認定制度を始め、現在は107社122製品が認定されている。

    この取り組みに着目した高島屋大阪店が大阪産業局の協力で、イベントを開催することにした。2025年大阪・関西万博に向けて大阪のものづくりを盛り上げる狙いも込め、万博を意識したイベント名とした。

    同百貨店1階に設けられた会場では、プラスチック成型技術を応用した割れにくいまな板や、シリコーンゴム製の透明グラスなど20社100種類以上の商品が並ぶ。廃棄される予定だった消防用ホースを素材にしたバッグや、製造過程で有害な排水を出さないよう配慮したタオルなどSDGs(持続可能な開発目標)を意識した商品も多い。工場見学と製作体験をセットにした商品もある。

    大阪産業局MOBIO事業部の奥野友紀子さんは「大量生産・消費の世の中だが、大阪には丁寧にものづくりをしている企業がたくさんある。商品の良さを知って、長く使ってもらえたら」と話す。


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