--社長に就任して半年が経過した
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「新型コロナウイルス流行による甚大な被害はなかったが、建設業界は景気の影響が遅れて出てくるので、漠然とした不安がある」
--海外事業の現状は
「欧米ではコロナ禍のEC(電子商取引)需要により、倉庫やテナント事業が活況で、あと2~3年続くとみている。また、テレワークが思っていたより有効で渡航制限の影響は少なかった」
--資材、原油の高騰が続く
「早めに発注するなど直接影響を受けないような工夫はするが、資材が上がるというのは非常に怖い。(高止まりは)しばらく続くだろう」
--業界再編の声も上がっているが
「(それぞれ)会社の規模や影響度、大きさも違う。ゼネコン同士が一緒になっても作業効率が倍になるわけではない。まずはよりよい品質をより安く提供することだ」
--国内初の商用洋上風力発電所を建設中だ
「今後、洋上風力発電の案件はいくつか出てくるので、受注に向けて努力していく。(自ら)事業者になるという選択も出てくるが、リスクは大きい。われわれの中核は請負業であることから、施工者として参加したい」
--洋上風力の工事に必要な大型クレーンを搭載した自己昇降式台船(SEP船)の保有は
「日本はこれから何基建設されるのかなど見込みを立てる。(その上で)所有がいいのかリースがいいのか、投資の額が巨大なので一番リスクのない方法を探る」(飯嶋彩希)