国際オリンピック委員会(IOC)は19日、2月の北京冬季五輪でバッハ会長らIOC委員やIOCの職員が着用するウエアに中国産の綿は使用していないと発表した。米議会は中国新疆ウイグル自治区で強制労働により生産された綿の使用の恐れがあるとして、IOCに中国企業2社との契約情報開示を求めていた。
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IOCは独立した第三者機関による監査結果として「強制労働や拘束労働、児童労働は見当たらなかった」と強調。大手繊維メーカーの恒源祥が提供するウエアの綿は原産が中国ではなく、大手スポーツ用品メーカーの安踏体育用品(アンタ)のウエアは綿を不使用だと説明した。
IOCは2019年に両社と契約し、昨夏の東京五輪でも公式ウエアの提供を受けた。(共同)