台湾南部の台南市にある消防署で19日、来月1日からの春節(旧正月)を前に厄よけの意味が込められたランタン約2千個とともに、群馬県のみなかみ町や沼田市などから送られたちょうちん約130個が掲げられた。来月15日まで。消防署は日本統治時代の建造物で、市の指定古跡。
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みなかみ町と台南市は友好都市。19日夜に点灯式が開かれ、点灯されると集まった市民から大きな歓声が上がった。
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ランタンには、市の小学生らが新型コロナウイルス禍の収束や日台友好を願う絵を描いた。昨年はランタン約560個が同町などに送られ観光施設や駅に掲げられた。
市政府で勤務するみなかみ町職員の阿部真行さんは「コロナ禍で人の往来が困難な中、神様に交流してもらう企画。ランタンを通じて日台交流を一層促進していきたい」と話した。(共同)