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日鉄がタイの電炉2社を買収

日本製鉄は21日、タイの電炉メーカー2社を買収すると発表した。2月をめどに米資産運用会社から株式を買い取る。負債を含めた買収額は最大で約880億円。海外展開を加速するほか、脱炭素化への対応を強化するのが狙い。

日本製鉄本社が入るビル=東京都千代田区
日本製鉄本社が入るビル=東京都千代田区

買収するのはGスチールとGJスチールで、両社の年間生産能力は合計で約300万トン。主要株主である米アレス・マネジメントのグループ会社が保有するGスチール株49・99%とGJスチール株40・45%(Gスチールの保有分を合わせると49・90%)を全て買い取る。その後は3月までにTOB(株式公開買い付け)を実施して他の株主からの取得も進め、完全子会社化を目指す方針だ。

鉄スクラップを溶かして鋼材を作る電炉法は、電力使用量が多く品質確保が難しい一方、鉄鉱石を原料に使う高炉法よりも二酸化炭素(CO2)排出量が少ない。高炉を主力とする日鉄にとって、買収は脱炭素化への対応強化になる。

一方、鉄鋼各社は人口減などを背景にした国内市場の縮小に直面している。日鉄では買収によってタイの拠点を拡充し、アジア市場の開拓や現地生産化を加速したい考えだ。


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