米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は20日、核戦争や気候変動の脅威などを分析し、人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を「100秒」と発表した。1947年の創設以来最短を3年連続で維持。「世界は昨年より安全になってはいない」とした。
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終末時計はノーベル賞受賞者を含む科学や安全保障の専門家が過去1年の世界情勢に基づき、人類滅亡までの残り時間を比喩的に決め、毎年発表している。21年は、核戦争や気候危機の脅威に有効な対応ができていないとして、これまでで最も真夜中に近づいた20年の判断を据え置いた。(共同)