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運転免許の返納義務化に「賛成」多数も…所有者5人に1人「返納するつもりない」

相次ぐ重大事故が問題となっている高齢ドライバーをめぐる運転免許証の返納について、返納の義務化に「賛成」とする人が76%と大半を占めた一方、運転免許を持っている人の22.3%の人が「返納するつもりはない」と答えたことが、NEXER(東京)が運営する日本トレンドリサーチの調査で分かった。「何歳になったら返納するか」との問いに「81歳以上」「76~80歳」という回答に次いで、「返納するつもりはない」が続く結果となった。回答者からは「全国一律はおかしい」「年齢ではなく、認知症や運転技能の衰えを基準に返納するルールにすべき」といった意見が寄せられている。

高齢ドライバーの免許返納義務化に多数が「賛成」でも、当事者は…(Getty Images)※画像はイメージです
高齢ドライバーの免許返納義務化に多数が「賛成」でも、当事者は…(Getty Images)※画像はイメージです

手放し難い状況に理解も

アンケート調査は昨年12月30日から今年1月13日にかけて、18歳以上の男女2700人を対象にインターネットで実施。回答者の内訳は、普通自動車免許を持っている人が84.2%、持っていない人が11.1%、返納した人が4.7%だった。

「免許の返納義務化」についてどう思うかを尋ねたところ、「賛成」「どちらかというと賛成」と答えた賛成派は76.1%、「反対」「どちらかというと反対」と答えた反対派は23.9%だった。

賛成派からは高齢ドライバーによる交通事故を問題視する意見が多く寄せられた一方、「どちらかというと賛成」という人からは、住む地域によっては車を手放し難い状況があることに理解を示す意見もみられた。

一方、反対派からは、返納義務を全国一律かつ年齢で区切ることに疑問を投げかける意見が多く、「更新期間をもっと短くし、適性検査、技能試験を頻繁にするなど何らかの処置は必要」「地域によって交通事情は異なる。生活に支障のないよう交通手段を確保した上で義務化してほしい」といった意見が寄せられた。

義務化するなら「80代」も当事者は…

免許返納が義務化された場合の返納する年齢については、選択肢の年齢が上がるとともに回答数が増える傾向にあり、「81歳以上」が40.9%と最も多い結果に。しかし、「運転免許をもっている」と答えた2273人に「何歳になったら免許を返納しようと思うか」を尋ねたところ、「81歳以上」「76~80歳」に次いで、「返納するつもりはない」が22.3%と、5人に1人以上が返納する意思がないことが明らかになった。

一定の年齢を回答した人は「免許を返納するのに妥当」と考える年齢より若い世代で将来の身体能力や判断力の衰えを懸念する意見が多かった。

これに対し、「返納するつもりはない」との回答者には当事者からの意見が寄せられ、「クルマがないと生活に困る。年齢ではなくて、認知症とか運転技能の衰えを基準に返納するルールにすべき」「若い頃から毎日運転しており、80歳になる現在も運動能力には問題がなく、まだ運転には自信がある。一律に年齢で返納を義務化するのは適切ではない」というコメントが寄せられた。

一方、「すでに免許を返納した」という127人に何歳で返納したか聞くと、「60歳まで」が27.6%と最多に。「81歳以上」で返納した人は4.7%と少なく、80歳までに返納している人が多数を占めていた。

返納の理由は、比較的若い世代では「マイカーをもっていない」「運転する頻度が低いから」といった理由が目立ったが、年齢を重ねるにつれて、次第に運転の安全性を懸念する傾向がみられた。中には交通機関の利便性が良いことや家族の勧めなどがあり、返納を決めたという意見もあった。

高齢ドライバーの事故防止対策をめぐっては、今年の5月13日から一定の交通違反歴がある75歳以上のドライバーに義務づけられる「運転技能検査」がスタートする。起点日(免許有効期限直近の誕生日から160日前)から過去3年間に信号無視や速度違反等の交通違反歴があるドライバーが対象で、免許更新時に期限までに合格できなければ運転免許を失効することになる。

このほか、自動ブレーキなどの安全装置を備えた「安全運転サポート車」(サポカー)に限定した免許も新設。希望者が自ら申請して免許を切り替えることになっている。















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