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コロナ、新しい資本主義…議論深まらず 週明けから予算委

岸田文雄首相の施政方針演説に対する3日間の代表質問が21日、終了した。新型コロナウイルス感染症対策や首相が掲げる「新しい資本主義」などが主な焦点となったが、夏の参院選を見据える首相が安全運転に徹したこともあり、議論が深まることはなかった。国会論戦の舞台は、週明けから衆院予算委員会に移る。

参院本会議で答弁に臨む岸田文雄首相=21日午後、国会・参院本会議場(矢島康弘撮影)
参院本会議で答弁に臨む岸田文雄首相=21日午後、国会・参院本会議場(矢島康弘撮影)

与野党がそろって問題視するのはワクチン3回目接種の遅れだ。接種率は1・5%(20日現在)と依然低い。公明党の山口那津男代表は21日の参院本会議で「喫緊の課題だ」と取り組みの強化を求め、首相は「さらに前倒しを行う」と応じたが、具体策としては大規模接種会場の設置に触れただけだった。

日本維新の会の浅田均氏は「高齢者の多くは米ファイザー製ワクチンを接種しており、3回目もファイザーを希望している」と指摘したが、首相は「前倒しをペースアップするために米モデルナ製ワクチンが不可欠だ」と譲らなかった。

「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の効果に疑問を呈す声も強い。国民民主党の舟山康江氏は「飲食店の時短要請が行われているが、効果と根拠を示してほしい」と訴えた。首相は専門家の「マスクを着けずに大声で会話をするリスクの高い場面での人数制限が有効だ」との意見を紹介するにとどめた。

3日間を通じた議論では「新しい資本主義」とは何か、という質問も相次いだ。首相は施政方針演説でグランドデザインを取りまとめる意向を表明。20日の国会答弁で具体的施策を記した工程表を毎年度作成すると説明したが、中身はなお判然としない。

野党からは首相の答弁について「アグレッシブに仕事をしていただかないと」(維新・馬場伸幸共同代表)との声も漏れる。(石鍋圭)


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