ヒマワリの種、小学生が風船で飛ばす 兵庫・市川町

    兵庫県市川町の2つの小学校で24日、ヒマワリの種とメッセージを添えた風船700個を児童たちが飛ばした。町では、最も遠くで風船を拾った人に町の特産品をプレゼントする。

    ヒマワリの種とメッセージを添えた風船を飛ばす児童たち=兵庫県市川町の町立甘地小
    ヒマワリの種とメッセージを添えた風船を飛ばす児童たち=兵庫県市川町の町立甘地小

    同町は、町花ヒマワリをテーマにしたまちおこしを進め、各小学校でも児童が栽培に取り組む。昨冬からは、各校の協力を得てヒマワリの種と児童のメッセージを添えた風船飛ばし「いちかわ夢ふうせん」のプロジェクトを進めている。

    今回参加したのは、甘地と鶴居の両小学校の児童約250人。両校の校庭をタブレットで結び、児童たちが声をそろえてカウントダウン。種2個と一人一人がメッセージを記したカード1枚を添付した風船計700個を、一斉に放った。

    「育ててください」とカードに書いた甘地小6年の木村彪頑(ひゅうが)君(12)は誰かに拾ってほしいと祈る気持ちで空を見上げた。大内正人校長は「新型コロナウイルスの影響で行事がほとんどなかった子供たちの思い出づくりができた。ヒマワリと風船を通じて人間同士のつながりを感じてほしい」と話していた。

    町によると、初開催の昨年度は京都府綾部市と丹波市から1件ずつ、拾得の連絡があった。今冬はもっとたくさんのリアクションがほしいと風船の数を倍増した。2月末までに最も遠くから拾得の連絡をしてきた人に、1万円相当の町特産品を贈ることにしている。


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