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福島・南相馬市長選、候補者がコロナ感染 本人不在、異例の選挙戦

当選の報が入った選挙事務所に候補者の姿はなく、万歳の声も響かず…。23日投開票の福島県南相馬市長選は、再選を果たした門馬和夫氏(67)=無所属=が選挙期間中に新型コロナウイルスに感染、候補者不在の選挙戦が展開される異例の事態になった。

候補者が新型コロナウイルスに感染、運動員だけで選挙事務所を出発する門馬陣営の選挙カー=20日、福島県南相馬市(芹沢伸生撮影)
候補者が新型コロナウイルスに感染、運動員だけで選挙事務所を出発する門馬陣営の選挙カー=20日、福島県南相馬市(芹沢伸生撮影)

選挙戦は返り咲きを狙う桜井勝延氏(66)=同=との一騎打ち。東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難が続く同市では、期日前投票の機会確保などで選挙期間を3日延長し10日間としていた。しかし、13日の告示を控えた同市で、年明けから新型コロナ感染者が急増。17日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規陽性者数は84・7人に達し、県は21日から同市で独自の集中対策に入った。

門馬氏の感染判明は19日。選挙事務所スタッフ1人が陽性となり、門馬氏が受診・相談センターに相談、PCR検査を受けて感染が分かった。平田武選対本部長は「本当に驚いた。票が減らないことを祈った」と打ち明ける。

門馬氏に声のかすれ以外症状はなかったが、高齢でもあり入院に。予定していた街頭演説は全て中止し、選挙戦は運動員だけで行い「街宣車と電話でのお願いだけになった」(同選対本部長)。選挙カーからは支持の呼びかけに加え「心配をおかけしています」「申し訳ありません」「本人不在の選挙戦を戦っております」などとも連呼した。

県選管では「県内では初めて。全国でも聞いたことがない事態」とみる。結果は968票差で門馬氏の勝利。2期目に臨む門馬氏は「新型コロナ対策が最優先。感染者の視点も持つことができた。経験を踏まえ緩みない対策を実施していく」などとする談話を発表した。


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