東京都青梅市の酒屋など約40店舗で25日、姉妹都市のドイツ・ボッパルト市から贈られた木から収穫されたブドウを使った白ワイン「ボッパルトの雫(しずく)」の販売が始まった。720ミリリットル入りで販売本数は限定2200本。価格は1本1400円(税込み)。
ブドウの木は、昭和54年にボッパルト市から友好の証として青梅市に贈られた。知的・身体障害者の福祉施設である市自立センターなどで育てられており、平成10年度からワインの原料として使われている。
今回のワインは昨年8月に収穫された約2500キログラムのブドウの実を、山梨県にある酒造会社で醸造。市によると、味わいは甘口で後味がすっきりとしているといい、醸造の関係者からは「ここ数年で最高のでき」と評されているという。