国民民主党の前原誠司元外相が25日の衆院予算委員会で、21日付の産経新聞朝刊に掲載された「めぐみへの手紙」を紹介し、北朝鮮による拉致問題の早期解決を岸田文雄首相に求めた。
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前原氏は拉致被害者の横田めぐみさんの母、早紀江さんが「私たちは命懸けです。今一度、心の底から訴えます。日本国の政治家、官僚の皆さま。気が遠くなるほど長く異国の奥底に捕らわれた子供たちを、一刻も早く救ってください」などとつづった手紙を読み上げた。
その上で首相に「米国から圧力をかけてもらうのは大事だが、何らかの形で、取っ掛かりでもいいから直接、話をして、もがき苦しみながらも本当に拉致問題を解決するという真摯(しんし)な姿勢が日本国のリーダーに必要だ」と伝えた。
首相は「被害者の方々の帰国を実現できていない政治状況に心からおわび申し上げなければならない。一日も早く具体的な結果を出すように取り組んでいかなければならないと強く感じた」と答えた。