【ロンドン=板東和正】ロンドン警視庁のディック警視総監は25日、英国が新型コロナウイルス対策の行動規制下にあった時期に首相官邸でパーティーが複数回開かれていた問題について捜査していると述べた。
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英BBC放送などによると、ロンドン警視庁は2020年以降の首相官邸での新型コロナに関する規制違反の可能性について調べているという。
パーティー問題をめぐっては、政府高官による調査報告書が週内にも公表される見通し。多くの与党・保守党議員が報告書の内容をもとにジョンソン党首(首相)の信任投票を求めるかどうかを判断するとみられている。
英紙フィナンシャル・タイムズなどによると、党の規約では所属下院議員の15%(54人)の要求で投票が実現するが、これまでに20~30人の議員が投票を求める書簡を提出したという。