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また時短…嘆息の飲食店「いつまで続くのか」

新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)防止等重点措置の対象地域に18道府県が追加されることが決まった25日、再び時短営業が要請される関西の飲食店関係者からは「またか」「いつまで続くのか」と不満の声が漏れた。

アクリル板を入念に消毒する「串かつだるま道頓堀店」のスタッフ。27日から再び時短営業が要請される=25日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)
アクリル板を入念に消毒する「串かつだるま道頓堀店」のスタッフ。27日から再び時短営業が要請される=25日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)

大阪

25日夕、大阪・ミナミにある串カツチェーン「串かつだるま道頓堀店」。数組の客が名物の串カツやビールを楽んでいたが、目の前の商店街の人出はまばらだった。

中嶋隆晴店長(38)によると、オミクロン株の感染急拡大の影響で、今月の3連休ごろから客足が遠のくように。感染が落ち着いていた年末年始には、1日で約1千人が来店することもあったが、「第6波」に突入した今は300人程度にとどまる。

今回の重点措置適用に伴い、大阪府の認証店では酒類提供が選択制となる。中嶋店長は「酒が出せないと店にとってはダメージが大きくなる」と話し、同店では酒類提供を続けた上で、午後9時までの時短要請に応じる方針だ。

「もはや何回目の時短営業かも分からない。飲食店への時短要請が感染拡大防止にどこまで効果があるのか」。同じくミナミにある「お食事処・居酒屋 竜田屋」の中西佑哉店長(41)は、飲食店対策に重きを置いた重点措置の効力を疑問視する。

今回も要請には応じるつもりだが、周辺では規制に応じない店も出てくるだろうと危惧する。「お客さんは時短を守っているかどうかではなく、夜遅くまで開いているかどうかで店を選ぶだろう。行政に協力する気持ちは強いが、どうしても不公平感は拭えない」と明かす。

京都

感染拡大に伴い、昨年末に復調傾向にあった客足は一転して激減。そこに重点措置が追い打ちをかける格好となり、店主らは落胆の色が隠せない。

「またかという感じ。この状態がいつまで続くのか」。京都市中京区の飲食店「先斗町(ぽんとちょう)すいしん 本店」の野畑守生店長(46)はため息をついた。

京都府の認証店でもある同店では、酒類を提供し午後9時まで営業する予定だが、重点措置の適用期限となる来月20日までの予約が全てキャンセルとなる厳しい状態に。野畑店長は「従来株に比べて、お客さんがオミクロン株に敏感になっている気がする。措置が適用されることは分かっていたが大きな痛手だ」と嘆いた。

兵庫

「今週から、お客さんは減ってきている。やっぱり外出を控えるということなので困りますね」。こう言って頭を抱えるのは、神戸・三宮のすし店店主、加賀田正貴さん(58)。27日から深夜の営業自粛が求められるが、「夜中を止める意味がちょっと分からない。夜中にお酒を飲むだけで、コロナになるわけではないので」と疑問の声を上げた。

兵庫県内では、飲食店に要請されていた営業時間短縮や酒類提供の制限が昨年10月21日をもって全面解除されたが、わずか約3カ月で再び我慢の日々を強いられることになる。

「コロナ禍の中で受けた融資の返済の時期が始まる。倒産する店もあるかもしれない。苦しい時期です」


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