三菱電機が測位用アンテナ 世界最小、自動運転に活用

    三菱電機は、4周波数帯の電波を受信でき、主要な測位衛星に対応する世界最小のアンテナを開発した。正確な位置を把握できる上、小型なので幅広い機械に組み込めるのが特徴。ドローンやトラクターの自動運転などで利用が見込まれており、物流や農業での効率化が期待される。実証実験を進め、早期の実用化を目指す。

    アンテナは箱形で、縦横が約6センチ、高さが約3センチ。配線を立体的にすることで、狭い空間でも幅広い電波を受信できるようにした。各国の測位衛星の周波数に対応し、ビルの近くなどで一部の電波が受け取れなくても別の衛星から正確な位置が分かる。誤差の原因となる、地面から反射してきた電波の影響を抑える仕組みも導入した。

    自動車などへの応用も今後検討する。


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