ふるさと納税の主要ポータルサイトに掲載されている返礼品を比較できる「ふるさと納税ガイド」を運営するカリーグズ(東京)は26日、2021年に人気だった返礼品の傾向を知るため、納税が最も集中する昨年12月に同サイトを通じて寄付が行われた返礼品をカテゴリ別に集計して寄付件数のランキングをまとめ、発表した。
「ふるさと納税ガイド」を経由し各納税サイトで寄付が確認された15万件を超えるサンプルを分析した結果、最も多かった返礼品カテゴリは「肉」で全体の21.22%を占めた。2位以下は「魚介・海産物」(13.58%)、「雑貨・日用品」(12.49%)、「果物・フルーツ」(12.10%)などが続いた。
同社が行った過去2年の調査結果と比較すると、2019~2020年も「肉」「魚介・海産物」がトップ2を占めており、今回もその傾向に変化は見られなかった。一方、「雑貨・日用品」は2019年には6位以下だったのに対し、2020年は5位、2021年3位と徐々に順位を上げている。
同社によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う長い自粛期間の影響で、トイレットペーパーなどの「消耗品」の需要が伸びたことに加え、自宅でこだわりの料理が作れる「調理グッズ」や、近年のキャンプブームの影響を受け、「調理家電」や「キャンプグッズ」なども多く選ばれているという。
これに対し、「旅行券・ギフト券」は2019年には5位にランクインしていたものの、コロナ禍に入った2020年以降はトップ5から姿を消す結果となった。