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まだ遅くない、いま「NFT」に注目すべき理由

ITメディア

最近、メタバースなどが話題になっていることもあって、「NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)」に注目が集まっている。(ITmedia)

 21年1~10月のNFT送金総額と平均取引量(出典:チェイナリスの発表リポートより)
21年1~10月のNFT送金総額と平均取引量(出典:チェイナリスの発表リポートより)

2021年3月には英国の競売大手クリスティーズがデジタルコラージュのアート作品を競売にかけ、6930万ドルで落札されたことが大きく報じられた。以降も次々と高額でNFTアートが売れている。

フランスサッカーリーグのパリ・サンジェルマンに所属するブラジル代表選手のネイマールも、2作品のデジタルアートを購入したことをSNSで報告している。1作品につき時価で50~60万ドルほどの価格だったらしい。

Twitter創業者のジャック・ドーシー氏が最初に投稿したツイートもNFTで販売され、290万ドル以上で購入された。ちなみに、ドーシーはその売り上げをアフリカの新型コロナ対策をしている慈善団体に全額寄付した。

NFT市場は、今後もさらなる拡大が予想される。米国のブロックチェーン分析会社チェイナリス(Chainalysis)が発表したリポートによれば、21年のNFT市場は410億ドル規模になっているという。

ところで、どのくらいの人がこの「NFT」なるものをきちんと理解しているだろうか。近い将来には、かなり大きなビジネスになっていく可能性を秘めている。25年には現在よりもビジネスが倍増し、800億ドル規模になるとの試算もあるくらいだ。

まず、とにかく分かりやすくNFTとは何かをあらためておさらいしたい。

NFTとは?

NFTとは英語で「Non-Fungible Token」のことで、その頭文字をとったもの。「Non-Fungible」は「替えがきかない」「唯一無二」という意味で、「Token」はその証明という意味になる。日本語では「非代替性トークン」と呼ばれている。代替できないということは、そのデータが複製できないものであると証明できる。

その証明をするのに、取り引きデータの改ざんができないブロックチェーン技術が使われてる。ブロックチェーンは暗号資産(仮称通貨)などで使われることで知られる。

デジタルデータなら簡単にコピーができてしまいオリジナル作品でも価値はなくなってしまうが、NFTではどれがオリジナルなのかを保証してくれる。実世界でも絵画で贋作などが存在するが、デジタルの世界では「本物証明」をブロックチェーンで行うのである。

冒頭のアート作品の競売についての記事では、フランスのAFP通信がNFTについてこう説明している。

「NFTとは、ブロックチェーン技術を用い、デジタル作品を唯一無二の所有可能な資産に作り替えたものだ」

こうした技術が発展していくと、例えば、ゲームなどバーチャル(仮想)空間の中で土地を購入するようなことが可能になる。ゲーム内の土地を購入してNFTで自分だけのものにすれば、その後に売買もできるようになる。そういう形でビジネスが広がる可能性も期待されている。仮想空間のメタバースでも同様のビジネス展開が期待されていて、利用者が増えれば土地などの価値も高まっていく。

テクノロジーのトレンドを次々と生み出す米国では、21年の初頭からこのNFTにからむ記事を頻繁に見るようになった。

そもそもNFTなる単語自体が、米国のトレンドともいえる。ただ、この言葉を見ただけでもなかなか意味が理解しづらい。知り合いの米IT関係者などは、「テック界隈はわざと外部の人がすぐに理解できないような言葉を流行らせたがる」と言っていたことがあるが、まさにその好例だろう。最近流行っているメタバースやWeb3(Web3.0:ブロックチェーン技術によって実現する分散型ネットワークのこと)なんて言葉もパッと見て意味は分からない。

エンタメ業界にも広がるNFTの可能性

そんなNFTであるが、近い将来に面白いトレンドになる可能性があると筆者は考えている。なぜなら、NFTはアートだけでなく、例えばエンタメ業界にも広がっているからだ。特に興味深いのは、音楽業界。最近ミュージシャンたちが次々とNFTに参入し始めている。


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