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EV化は新たなフェーズに 電気モーターが生み出すアウトランダーのフットワーク

世界がSDGsに邁進するいま、自動車に求められているのは低い環境負荷。電気がらみのEV(電気自動車)系にシフトしつつあるのは時代の要請であろう。内燃機関を持たない純粋なバッテリー電気自動車(BEV)。内燃機関と電気モーターを塩梅良く活かすハイブリッド。BEVの良さとハイブリッドの利点を合体させたプラグインハイブリッド(PHEV)など、走行中に一切のCO2を排出しない電気モーターの活用が進んでいる。

アウトランダーPHEVモデル(三菱自動車提供)
アウトランダーPHEVモデル(三菱自動車提供)

燃費性能は数年前とは比較にならないほど改善され、WLTC燃料消費率で37.2km/lなどという、小排気量スクーターを凌駕するほどの省エネモデルも誕生した。環境保全のために、電気モーターが期待されていることは論を俟たない。

ただ、電気モーターのメリットは環境負荷低減に止まらない。電気モーターの反応の良さを、俊敏な走り味に利用する流れがある。副次的な効果も注目されているのだ。

電気モーターは回転の初期から最大トルクを発生する。アクセル操作に対するレスポンスが鋭い。内燃機関では得られない鋭い反応を示す。その特性を利用し、前後輪の駆動配分を自在にコントロール。アクセルを踏み込んでからパワーが発揮するまでの若干の遅れがあるエンジンに比較して、電気モーターははるかに鋭く反応する。コンピューターが指示した駆動力配分を瞬時に引き出すことが可能であり、それを生かす技術が完成されつつあるのだ。

その最有力が三菱の「アウトランダー」のPHEVモデルだろう。四輪駆動力制御に関して豊富なノウハウを持つ三菱は、アウトランダーをツインモーターとして走行安定性と俊敏なフットワークを完成させた。特に、後輪に最大約1600N・mという駆動力を加えることで、思想的に素直に曲がるコーナリング特性を好む三菱がそこに拘(こだわ)った。


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