カナダ出身のベテランロック歌手ニール・ヤングさん(76)は27日までに、新型コロナウイルスワクチンを巡る嘘の情報を拡散しているとして、スウェーデンの音楽配信大手スポティファイを厳しく批判、同社を通じた楽曲配信を望まない意向を明らかにした。同社はヤングさんの求めに応じ、配信を取りやめた。米メディアが伝えた。
同社が配信する人気ポッドキャスト番組でコメディアンのジョー・ローガン氏がワクチン懐疑論者を取り上げるなどしており、ヤングさんはこうした姿勢を問題視。「偽情報を信じた人々を死に至らしめる可能性もある」などと非難していた。
この番組をめぐってはこれまでにも科学者や医療従事者ら270人が「根拠のない陰謀論を振りまいている」と抗議、誤情報の拡散を防ぐようスポティファイに対応を迫る公開書簡を出している。(共同)