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コロナ禍でもバレンタイン商戦 自粛生活にご褒美

2月14日のバレンタインデーに向けた商戦が百貨店で過熱している。新型コロナウイルス感染拡大の懸念はあるものの、各店は感染対策を強化しながら関連イベントを継続。好意を寄せる相手に贈る用だけでなく、コロナ禍の自粛生活を頑張る自分へのご褒美用など、趣向を凝らしたチョコレートを用意して客を迎えている。

「コロナの不安はあるが、お客さんの〝チョコ愛〟は健在。寒い時期でも熱い商戦に期待している」。阪急うめだ本店(大阪市北区)の広報担当者はこう語り、自信をのぞかせた。

同店は催事場を中心に、日本最大規模という約3千種類のチョコを集めた「バレンタインチョコレート博覧会2022」を開催中。産地により味が異なるカカオの商品をそろえた「カカオワールド」を中心に、全国各地の食材や作り手にこだわった「コミューナルチョコ」など複数のコーナーを設置し、来場者が博覧会会場のように散策しながらお気に入りの一品を選べる趣向を凝らした。

阪急うめだ本店で開かれている「バレンタインチョコレート博覧会2022」の会場=大阪市北区
阪急うめだ本店で開かれている「バレンタインチョコレート博覧会2022」の会場=大阪市北区

大阪府でもコロナ対策の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が27日から適用されたが、同店は会場で食べられるソフトクリームの提供を中止した以外は特別な対応はせずイベントを継続。インターネット販売も含め、バレンタイン商戦の売上高は昨年比10%増を目指す。

あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)は、電子商取引(EC)を強化し、ネット限定商品を充実させる。感染対策として、作り手の来店イベントは行わずに動画を配信し、不特定多数が触れる紙のカタログ配布は取りやめた。

各店によると、従来のバレンタインは、女性が好意を寄せる相手にチョコを渡すイベントだったが、近年は「頑張ったご褒美」などとして自分用に買い求める傾向が強まっている。

高島屋大阪店(大阪市中央区)は、コロナ下で自由に旅行が楽しめない状況を踏まえて海外のチョコを充実させた。定番のフランスやベルギーだけでなく、トルコやポーランドなどの商品も幅広くそろえている。

同店の担当者は「コロナのオミクロン株の影響もあり、巣ごもりが続くことになりそう。チョコを求めて海外旅行に行けなくても、プチ贅沢(ぜいたく)を楽しんでもらいたい」とアピールする。

社会的な関心が高まっているSDGs(持続可能な開発目標)をキーワードにした商品も目立つ。同店では、品質に問題はないのに茶色い斑点の見た目が悪いとして廃棄されるバナナを使った商品を販売。担当者は「おせち料理などと同様に、サステナブルなチョコに力を入れるメーカーが増えている」と話している。(井上浩平)


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