世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染者の速報値で、世界全体で1月24日からの1週間の新規感染者が前週比微減でほぼ横ばいとなり、昨年12月下旬からの急激な感染拡大が小康状態に入ったことが1月31日、分かった。ただ約2200万人と依然として過去最多水準で、週間死者数は増加が続いており、気の抜けない局面に変わりはない。
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昨年11月にオミクロン株が確認された後、週間感染者数は急増し、12月下旬以降は過去最多を4週連続で大幅に更新。今回は微減とはいえ、久しぶりに減少に転じた。
一方、週間死者数は今回も増加し6万人近くに上る。オミクロン株は重症化率が低いとみられているが、感染者の急増は医療機関の逼迫(ひっぱく)を招き、最終的には死者数の増加につながるとして、WHOは感染拡大防止策の継続を呼び掛けている。(共同)