米大リーグで昨季のア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたエンゼルスの大谷翔平は、労使交渉が長引き、16日開始のキャンプの遅れが懸念されていることについて、「肉体的には大丈夫。問題が生じるとしたらメンタル面かもしれない」と語り、長引くロックアウトが精神面に及ぼす影響を明かした。ロイター通信がインタビューを行い、1月31日報じた。
新労使協定の締結に向けた機構と選手会の話し合いは1月から交渉を再開したが、進展はみられていない。大谷はキャンプインに備えてトレーニングし、開始時期の多少の遅れには対応できるとしたが、「シーズンがいつ開幕するか分からなければ、モチベーションの低下につながるかもしれない」と不安を口にした。
この日、大谷が大リーグのゲームソフトの表紙に起用されたことも発表され、投打の「二刀流」が今季も注目の存在であることを示した。(共同)