Z世代の女性、半数以上がゲーム実況を視聴 ジャニーズもチャンネル開設

    1990年代後半から2010年頃までに生まれ、幼いうちからインターネットやデジタル機器に親しんでいる「Z世代」の半数以上が、ビデオゲームの実況動画を視聴していることが分かった。ゲーム実況については、動画配信のトップスターが巨額の広告収入を稼いだなどと話題にのぼり14年頃から注目を集めていたが、現在では若者世代のエンターテインメントとして定着している。

    Z世代の女性、半数以上がゲーム実況を視聴(Getty Images)※画像はイメージです
    Z世代の女性、半数以上がゲーム実況を視聴(Getty Images)※画像はイメージです

    タレントやモデルのマネジメントなどを手掛けるN.D.Promotion(東京)は1月7日から16日にかけて、25歳までの女性868人にゲーム事情に関するアンケートを実施した。ゲーム実況を見ているかという質問では「はい」が53.3%、「いいえ」が46.7%と、視聴している人が半数を上回った。

    アンケートの回答者からは「ジャニーズがやってるチャンネルのゲーム実況」を好んで見ているというコメントがあった。ジャニーズ事務所は昨年12月、ゲーム好きとして知られる「Hey! Say! JUMP」「Kis-My-Ft2」といった同社のアイドルグループのメンバーが出演するチャンネル「Johnny’s Gaming Room」をYouTubeに開設している。出演者をきっかけにゲーム実況に関心を持つ層も増えそうだ。

    テレビなどで活躍した芸能人がYouTubeなどに進出し新しいファンを獲得する一方で、以前からゲーム実況を続けている「ポッキー」「赤髪のとも」などの配信者も支持されていることも分かった。

    ソニー生命保険が昨年行った調査では、「ゲーム実況者」が男子中学生が将来なりたい職業の5位、女子中学生が将来なりたい職業の10位に入っており、人気の高さがうかがえる。

    また、ゲーム実況を視聴している動画プラットフォームを複数回答で聞くと1位は「YouTube」(97.2%)で、2位の「TikTok」(23.9%)に大差をつけた。3位以下には「ツイキャス」(7.6%)、「ニコニコ動画」(5.1%)、Amazon傘下の「Twitch」(4.2%)などが入ったが、いずれも10%を超えなかった。


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