• 日経平均26405.87170.62
  • ドル円132.67132.68

「友よ、ありがとう」石原氏から橋下氏へ 最後の言葉

平成24年の衆院選で街頭演説する石原慎太郎氏(中央)と橋下徹氏(右)、左は松井一郎氏=大阪市北区
平成24年の衆院選で街頭演説する石原慎太郎氏(中央)と橋下徹氏(右)、左は松井一郎氏=大阪市北区

日本維新の会を創設した橋下徹元大阪市長が2日午前、フジテレビの番組に出演し、1日に死去した元東京都知事で元衆院議員の作家、石原慎太郎氏について「芯が強く、言葉で人を動かす力がある。そういう政治家は日本でもなかなかいない。本当に残念」と悼んだ。橋下氏は平成25~26年にかけて石原氏と維新共同代表を務めた。

番組で橋下氏は、昨年12月13日に石原氏の自宅を訪れたことを明かした。

車いすに乗った石原氏と談笑し、話題は国のことや皇室、靖国神社、核ミサイル、橋下氏の子供にまで及んだ。橋下氏は「元気な姿で、『石原節』は健在だった」としみじみと語った。

最後に石原氏は橋下氏を玄関まで見送り「友よ、ありがとう」と握手して別れたという。

平成24年の維新と太陽の党の合流にあたって「憲法改正を中心に政治を変える」思いを共有し、石原氏から「東京と大阪でタッグを組まないか」と誘われたという。維新内で反対意見が多数を占める中、「国会議員を束ねる自信はないが、石原さんが好き」という橋下氏は、当時の松井一郎維新幹事長に相談して合流を決めた。

同年12月の衆院選の演説で福島県を訪れたとき、ウイスキー入りの小型ボトルを震えながら取り出した石原氏から「一緒に飲もう。体を温めるにはこれが一番だ」と勧められ、杯を交わした。「かっこよかった」

26年の維新分党に際しては野党再編に向け、リベラル色の強い「結(ゆ)いの党」との合流を優先する橋下氏に対し、石原氏は「最終的に君が選んだなら、僕は去っていく。(結いとは)一緒になれない」と言い残し、たもとを分かった。

橋下氏は「とにかくチャーミングだった。ここまで国を引っ張ってくださり、ありがとうございました。安らかにお眠りください」と追悼した。


Recommend

Biz Plus