和歌山県は2日、新型コロナウイルス対策の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」適用を政府に要請した。政府は3日にも適用を決定する見通しで、適用されれば同県では初めてとなる。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/4VQPBE5YJ5PHDETAARTUBDWHSQ.jpg)
和歌山県は対象区域を県内全域とする方針。飲食店向けの要請では、認証店には①午後9時までの営業で酒類提供は午後8時まで②午後8時までの営業で酒類提供なし―の選択肢を設け、非認証店には、酒類提供の自粛と午後8時までの時短営業を要請する。
仁坂吉伸知事は会見し、「これまで不要不急の外出自粛をお願いしてきたが、感染が止まらない。飲食店が元凶とは思えないが、切れるカードは全て切ったほうがいい」と話した。
同県ではこの日発表の新規感染者数は597人で1日あたりで最多となった。保育施設や学校、高齢者施設などでクラスター(感染者集団)の発生が相次いでいた。