松野博一官房長官は2日午後の記者会見で、政府が令和2年に調達した布製マスクの希望者らへの配布と、新型コロナウイルスのオミクロン株対策との整合性を問われ、「場面に応じて活用いただくことになるが、例えば、不織布マスクの下に布製マスクを着用することで、肌への負担を減らすといったことも考えられている」と述べた。
政府は感染力の強いオミクロン株対策として不織布マスクの適切な着用を改めて訴えている。この点を踏まえ、記者団が「あごがはみ出るようなお子さまサイズの(布製)マスクを配ることは(政府の感染対策と)整合性が取れないのではないか」と質問した。
布製マスクの希望者らへの再配布をめぐっては感染対策だけでなくコスト面などから賛否が分かれており、マスクの使い方を例示し政策の正当性を主張する狙いがあったようだ。