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フィギュア選手のメーク支える コーセーの石井さん「世界観高める」

ジャンプなどの技術だけではなく、芸術性も求められるフィギュアスケート。選手を輝かせるべく支えているのが、化粧品大手「コーセー」のメーキャップアーティスト、石井勲さん(44)だ。選手のメークを発案するなどし、プログラムの世界観を最大限に引き出している。

コーセーのメーキャップアーティストとしてフィギュア選手を支える石井さん
コーセーのメーキャップアーティストとしてフィギュア選手を支える石井さん
海外ドキュメンタリー映画の曲を使った坂本花織のフリー。女性の強さを表現する
海外ドキュメンタリー映画の曲を使った坂本花織のフリー。女性の強さを表現する

フィギュアの表現力に関する指標には「音楽の解釈」「演技力」「構成力」などがあり、それぞれ評価される。メークは衣装と同様に、表現力に関わる重要な要素の一つとされる。

コーセーはアイスショーや、国内で行われる国際大会などのエキシビションの日にメークブースを設置し、選手のメークやヘアセットを担当している。シーズン開幕前のアイスショーでは、選手がそのシーズンに使うプログラムの曲調などを踏まえ、相談を受けたり、メークのデザインを提案したりする。石井さんは、「選手がすてきに輝けるように、(プログラムの)世界観を高めるようなサポートをするのが、われわれの仕事」と話す。

コーセーとフィギュアとの出合いは2006年。日本スケート連盟とオフィシャルスポンサー契約をしたことから始まった。当初はショートプログラム(SP)とフリーの日にもブースを設けたが、選手はほとんど来なかった。大会時に選手は自らメークを施すため、「右からアイラインをひくなど、選手には試合までのルーティーンがある」と石井さん。以降は、エキシビションやアイスショーに限定してサポートを続けている。

コーセーは、昨夏の東京五輪でアーティスティックスイミング(AS)日本代表にメークを提案し、指導した。ASは、遠く離れた審判員らにも伝わるような、〝強め〟のはっきりとしたメークが特徴だ。一方、フィギュアは会場のモニターやテレビに映されることが多く、石井さんは、「丁寧なメークが必要。一般の方もまねできるメークに近い」と説明する。


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