NHK前田会長、2期目続投意欲を否定

    NHKの前田晃伸会長は3日の定例会見で、来年1月24日に任期満了を迎える会長職の2期目について、「(意欲は)まったくありません」と続投の意欲を否定した。

    前田氏はみずほフィナンシャルグループの会長などを経て、令和2年1月からNHK会長を務めている。昨年1月には「新しいNHKらしさの追求」を掲げ、3年度から3カ年の「中期経営計画」を策定。衛星波の削減や受信料の値下げ、訪問によらない営業活動、人事制度見直しなどの改革を進めている。

    改革をさらに前進させるため、2期目への意欲を問われた前田氏は、「もう77歳を超えましたので、そんなばかなことは考えません」と否定した。

    NHKの会長は、平成20年に退任した技術畑出身の橋本元一氏を最後に5代続けて外部から登用されているが、いずれも1期で退任している。


    Recommend

    Biz Plus